鉄道界の大型移籍？

東急の田園都市線で活躍していた(今も多数が活躍中)8500系電車が長野電鉄に譲渡されたというニュースを追っていたら、今度はなんと小田急ロマンスカーが長野に行くことになったそうで。

ロマンスカーと言えば、鉄道界では新幹線に匹敵するであろうネームバリューを持つ存在。これが「移籍」するというのは、サッカー界で例えるならカズの横浜FC移籍と同じようなこと、と書いたらたぶん「サッカー鉄」の皆さんはうなずいてくれるのではないでしょうか。

大手私鉄を退役した車両が地方の中小私鉄に譲渡されるというのは今まででも珍しいことではありませんでしたが、最近はサッカー界同様大物の移籍が目立ってきましたね。長野電鉄には既に地下鉄日比谷線を走っていた3000系電車が在籍しており、その前は東急の「青ガエル」こと5000系電車も走っていたりして本当にどこかのJ2かJFLチームみたい(笑)。一方で生え抜きとして頑張ってきた車両が引退していたり、というのも共通項か。

ロマンスカー一族では、初代のSE車が大井川鉄道に譲渡されたものの使い切れなくて廃車に追い込まれた苦い過去もあり、今回のHiSE車にはその轍を踏まぬよう末永い活躍を期待したいものです。

ちなみに表題の写真は名鉄の岐阜市内線で走っていたのが、路線そのものの廃止により豊橋鉄道で働くことになった800型。まだ新造から5年程しか経っていなかったのですが…。
いなげやさんのとこに前に書きましたが、チーム消滅で移籍を余儀なくされたフリューゲルスの選手のようでちょっとやるせないです。新天地で飛躍して欲しいですね。