今時Jリーグを目指す物好きクラブ
というタイトルのスレが某巨大掲示板に、記憶している限りでは鳥取がJFLに上がるくらいの時期からあるんですが、大蔵さんのところで紹介されているこの本は、もう30余年も前にそれを志向したチームのお話です。
- 作者: 斎藤一九馬
- 出版社/メーカー: 日刊スポーツ出版社
- 発売日: 2007/10
- メディア: 単行本
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今日の「物好きクラブ」もJ入りを達成したものの苦しい経営を強いられて危機に瀕している所ばかりで、その点でもまさに永大産業サッカー部の相似形なのかと思います。まだ夢半ばの鳥取も「@ヒューマン」で社長の語ってたところによれば「普通の会社だったらもうダメな状況」だそうだし…。
このチームの物語は漫画のようにハッピーエンドではなかったけど、「虎は死しても皮を残す」のごとく蒔いた種が今日のサッカー界に花咲いている事は、このチームの存在が「物好きの道楽」に終わらなかった証なんでしょうね。
先日の「東海ダービー」ではゴリこと森山泰行のJ帰還にスポットが当てられてましたが、西濃運輸サッカー部の生き残りである梅田高志が岐阜に帰ってきたという事にこそ、スポットが当てられるべきなのかも。
さて、今日の「物好きクラブ」は、その存在が残るか否かのいかんを問わず後世に花を咲かせることができるのでしょうか?