キタロウズ

鳥取県唯一の硬式野球クラブチームとして発足した鳥取県ベースボールクラブ(仮称)の球団名が、「キタロウズ」になったそうで。野球界だからこそ許されそうなこういう安直さってのは、正直うらやましいです。
ヴァンフォーレ甲府がスポンサーから「シンゲンズ」にしないかって持ちかけられて「さすがにそれは…」ってなったらしいですが、サッカー界はサッカー界で「欧州風」っていう文脈にとらわれ過ぎてるきらいがありますからね。チーム名とか、応援スタイルとか。

元来が野球好きだったので「鳥取県ベースボールクラブ」の方のニュースも興味を持って見ているのですが、「高校野球の地元勢を応援します」的なノリでサッカーの応援をしてくれる(自分がまずそうだし)人も多いから、野球⇔サッカー間で応援する人間のパイの食い合いにはならないんじゃないかと楽観してるんですよね。四国アイランドリーグが発足してなお、徳島や愛媛は地元の注目を浴び続けているわけだし、コンサドーレとファイターズ、ベガルタイーグルスを両方応援している人もいるだろうし。
自分としては「鳥取県内では98年に硬式野球の企業チームが廃部になり、それ以来唯一の硬式野球チーム」っていう事実が"鳥取県のスポーツ界にとって深刻な事態"だと受け止めていたので、こういう流れが出てきたのは競技種目を問わずいい事だと思っています。スポーツクラブの運営とか、集客作戦とかお互い学びあうノウハウもあるでしょうし。


ところで、鳥取県絡みのこういう話題で水木しげるの名前は出てきても、青山剛昌の名前が出てこないのが寂しいところ。ご本人野球好きらしいし、こういう話題でまっさきに名前が出てきてもおかしくはないのに。

…やっぱ、著作権絡みでの起用しにくさなのかなあ。なんだか切ないね。