国立へ行こう

高校サッカー選手権神奈川県予選準決勝
桐光学園 1−0 弥栄西

寒空の中、等々力で行われた準決勝第2試合。
桐光は5月に観戦したプリンスリーグヴェルディユース戦の時に先発していた長身FW千住が先発せず、芝崎・新田の2トップ。
前述の試合では前線のターゲットとして機能していた千住がいないためかボールの収まりどころが悪く、前半は弥栄西ペースで試合が進む。セカンドボールを拾われて何度かゴールに迫られたものの、国体選抜・U-18代表の経験もあるGK高橋初の判断の良い飛び出しなどもあり、前半をスコアレスで折り返した。その高橋、守備力はともかくキックの精度が相変わらずいまいちという気がしたのだが(汗
後半は雨が強くなってスリッピーなグラウンド状態だったのだが、逆にパスがよくつながるようになってやや桐光ペース。ヴェルディ戦の時もそうだったけど、このチームはスロースターターなのだろうか?
お互い攻守の切り替えが早くなって試合が動き始め、得点の匂いが漂ってきた後半半ば過ぎ、桐光はFW新田に代えて千住を投入。スタンドから見るとどうやら足にサポーターなど巻いていたようで、スタメンから外れていたのは故障が原因だったのか。
この後相手のスローインからこぼれ球がフリーになって完全に1点を覚悟した場面があったのだが、シュートは枠を越えて行き命拾い。
すると今度は、桐光もCKのチャンスを掴む。攻撃の中核・10番中野から放たれたCKは絶妙のカーブを描いて、DFの4番小池の頭にピンポイント!
待望のゴールが決まって1−0、そしてこの時点で残り10分。

今季、この競技場で何度か目にしたロスタイムのマモノにおびえながら心の中で勝利へのカウントダウン。幸い危ないシーンもなく、無事1点を守りきって2001年の80回大会以来の決勝進出を決めた。

決勝の相手は第1試合で日大に3−0で勝ち(id:frontaさん残念でした)県代表に輝いた昨年に続いての決勝進出となる麻布大附属淵野辺
昨年は決勝T1回戦で敗れているが、95年の75回大会の再現を狙いたいところだ。


パンフを見ていて気が付いたが、第1試合に出ていた日大には川崎U-15出身の選手が2人いて、8番の薗部は試合にも出場していた。桐光を含めマリノスJrユース勢の活躍が目立つが、川崎U-15出身の選手が増えてくるのも期待したい。



気がかりがもう一つ。
後半30分過ぎから見ていた第1試合で日大の選手が負傷し、自力で動けなくなって担架で運び出され、そのまま救急車で運ばれていた模様。FC東京ルーカスの1件を思い出し見ていて心配になったが、試合も続行されていたところを見ると最悪の事態は免れたと信じたい。