矢島のゴールが見たい(川崎で)

関東大学サッカーリーグ2部第９節
神奈川大学　１−２　早稲田大学
(前半１−１/後半０−１)

昨日の武蔵野陸とさして離れていない早大東伏見グラウンドでの、関東大学リーグ2部の首位決戦。
東伏見というと「ああ、アイスアリーナのあるところか」というくらいの予備知識しかなかったんですが、早大キャンパス以外は本当にそれくらいしかなく、時間つぶしがてら涼もうと思って本屋を探してもそれらしい物もなく。
グラウンドも砂埃と汗にまみれた(←これは誉めて言っているのだ)体育会系の部室に囲まれたところに仮設のスタンドが立っているくらいの代物。人工芝なのでグラウンド自体は砂埃とは無縁でしたが…。

そんなグラウンドで行われた関東2部の首位決戦は、早大のホームということもありかなりな盛況。ずっと立ちっぱなしで見ていました。

両校の選手の中でも特に目立ったのはやはりアテネ五輪代表の早大・徳永(#2)。スピード・パワーとも１ランク格上という感じでした。
しかし神大はその徳永の上がったスペースを突いて攻撃を仕掛け、前半５分くらいに石神(#7)のFKを相手GKがはじいた所を押し込んで先制！(逆サイドなので背番号未確認)予想外の展開で試合が進みます。
そしてこの試合を緊迫の展開にしたのが、先制点を呼ぶFKを蹴った神大の左SB・石神(鹿島高卒・３年)サイドで相対する徳永を向こうに回して一歩も引かず、強靭な運動量と左足からの正確なキックでチャンスをたびたび演出していました。前回観戦した拓大戦でもバー直撃の強烈なFKを放っており、個人的には「アウグスト神の後継者候補見ーっけ」ってところです。願わくば川崎スカウトの目に止まっていて欲しいものですが…。

早大の猛攻をGK・堀(#1)を中心にしのいでいた神大でしたが、前半終了間際にCKから追いつかれると自力に勝る早大に対し防戦一方に。そんな中でも何度か迎えた貴重なチャンスは早大GK・霜田(#16)に阻まれて勝ち越しならず。
そして迎えた後半終了近く、ゴール前の混戦から押し込まれてついに逆転を許してしまいました。逆サイドなので誰だか分からなかったのですが、「ULTRAS WASEDA」のコールを聞けばなんと川崎にJFA強化指定選手として籍を置く矢島(#9)らしい＿|￣|○
その後に訪れたFKのチャンスは、PAに近すぎて逆に石神の射程範囲外。結局そのままタイムアップし、首位早大を引き寄せることはかないませんでした。

決勝点を決めた矢島。ここまで得点よりもアシストで目立っている通りにポストプレーに威力を発揮するタイプのFWでした。
我那覇離脱、町田と岡山レンタル中で電柱要員不足の感のある川崎にとって、矢島のポストプレーはいざという時計算に入れておくべき武器の一つのようにも思えました。

ところで、早大のGKコーチもやっているらしい元川崎のガミさん(浦上壮史氏)ですが、神大サイドにいたのと終了後雨が降って来て出待ちしにくかったので確認できず。
ファンの皆様、どうもすいませんm(_ _)m

また、「矢島ギャル」が既に存在しているようで、これにも驚嘆させられましたよ(＾＾；